リョウスケが米国株で億万長者を目指す

日本株で資産を最大化した私がアメリカ株で頂点を目指します。

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高配当銘柄の配当再投資戦略のメリットとデメリット・・・株価が低迷している今だからこそ考えてみる

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こんにちわ、リョウスケです。

 

普通のサラリーマンが効率的に資産を構築するための手段の一つとして「株式投資」が挙げられます。本業で働いた収入の一部を「株式投資」に回せば、自分自身が働かずに、「お金」に働いてもらい、効率的に増やすことができますからね。

 

そして、株式投資で、利益を得る手段としては、売買の差益から利益を得る「キャピタルゲイン」と、企業が一定の期間ごとに出してくれる「配当金」の利益、つまり「インカムゲイン」があります。

 

投資家は、この二つで利益を獲得し、資産の最大化を目指すことになるわけです。

 

多くの投資家は、どちらかというと、運用式に対して年間数%程度の利益しか望めない「インカムゲイン」よりも、株価の上昇しだいで無限の利益が見込める「キャピタルゲイン」を重視する傾向があります。

 

ちなみに私は、そんな多くの人が望む「キャピタルゲイン」よりも「インカムゲイン」を重視した投資を心掛けています。

 

これは、以前、日本株で運用していた頃、下落局面で配当金の恩恵を受け、「株式投資」を辞めずに続けることができ、結果として大きな利益を手にすることができた経験により導き出した判断です。

 

ただ、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」のどちらを重視するかは個人の価値観や、リスクの取り方によるものが大きいですし、どちらかが正しいというわけではありません。

 

まあ、強いて言えば、どちらも重視することが正しいんでしょうけどね。

 

米国株の場合、直近40年間の市場平均(S&P500)で年間平均利回りは8%を超えていますが、高配当株になると4%から5%台の配当利回りの利益を得ることが出来るものもあります。

 

ですので「インカムゲイン」も、しっかりと利益が出せるものだということを忘れていはいけません。

 

高配当株のデメリット

 

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ただ、「高配当株」への投資は配当利回りが高い代わりに、大きなキャピタルゲインが狙えず、市場平均に負けてしまう傾向があります。

 

以下は、S&P500指数と連動したETF(IVV)と高配当銘柄で構成されたETF「バンガード高配当ETF」のチャートを比較したものです。

 

◆IVVとVYMの騰落率を比較(2007年10月~現在)

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上記グラフは、リーマンショック前から現在までの騰落率を表しているのですが、市場平均(S&P500)が「+79.49%」、高配当銘柄の集合体であるVYMが「+57.40%」のパフォーマンスとなっており、高配当銘柄は市場平均に大きくアンダーパーフォームしていることがわかります。

 

ただ、上記は、あくまでチャート上のパフォーマンスですので、これだと高配当ETFである「VYM」のメリットが生かされていません。ですので、配当を再投資した場合のパフォーマンスを見てみたいと思います。

 

◆IVVとVYMの配当再投資した場合のパフォーマンス(2007年10月~現在)

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線グラフで見ると、ほとんど差異が見えなくなるほど、VYMのパフォーマンスが上昇します。これが、「配当再投資戦略」の真骨頂だと思います。

 

ただ、それぞれのパフォーマンスは、IVVが「+127.0%」、VYMが「+119.0

%」となっており、配当再投資をしたトータルリターンでも「VYM」は市場平均をアンダーパフォームしていることになります。

 

高配当ということに特化したポートフォリオだと、市場平均に劣ってしまうということは、デメリットの一つですね。

 

高配当株のメリット

 

高配当銘柄では、市場平均を超えることができないのであれば、投資するメリットがないように考える人も多いと思います。それだったら、S&P500指数と連動したETFに投資する方が、メリットがあるように思えます。

 

たしかに、それもひとつの最適解だと思いますが、高配当株に投資するメリットもあります。

 

そもそも、「株式投資」をする目的は、「市場平均に勝つ」ことではありません。

多くの人は、「資産を拡大する」ということが目的のはずです。

 

そして、人はロボットではなく、感情を持っており、株価が上がったり下がったりすることで、狼狽したりパニックになることも多々あります。

仮に投資経験が長く、歴戦の強者であったとしても、50%値下がりしてしまうと、間違いなく動揺してしまいますし、場合によっては、狼狽売りだなんていうダサいことをしてしまうことだってあります。

 

それほど、「株式投資」というのは、個人の精神的な要素が強いものだということを忘れてはいけません。

 

ですので、株式市場で長く居続けるためには、「株価」という株式の利益を表す絶対的な数値以外にも、なんらかの「付加価値」が必要になってきます。

 

私は、それが「配当金」だと思っています。

しかも、「株価」が下がれば下がるほど、「配当利回り」は上昇していきますからね。

 

積立投資していくことで、資産の最大化が効率的に行えるもの、ということを前提にするのであれば、下落局面で「株価」を見ていると、追加投資って躊躇ってしまいがちですが、「配当利回り」で見ると、追加投資する意欲も出てきますからね。

 

その結果、下落局面が終わり、上昇局面に入ったとき、安く手に入れた株式の「株数」の分だけ、アクセルをふかした時と同じように爆益を生み出してくれるわけです。

「株価」だけを見て、追加投資に消極的になってしまっていれば、この利益を手に入れることはできなかったですからね。

 

「株式投資」の目的が、「資産の最大化」である以上、トータルリターンは非常に大事ですが、そもそも、売買を直接判断するのが、感情を持った人間である以上、精神面を補完してくれる要素が、非常に大事になってくるかと思います。

 

そういう意味では、高配当銘柄に投資して、配当金を貰うことは大きなメリットがあると思います。もちろん、いくら配当金をくれるといっても、無配や減配のリスクは隣り合わせにありますので、四半期ごとの決算チェックは必要不可欠ですけどね。

 

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