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IBMの2019年1Q決算を考察・・・今この銘柄は絶対に買わない方が良い

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こんにちわ、リョウスケです。

 

ビジネスの世界では栄枯盛衰が激しいものです。ICT大手のIBMも以前は時価総額ランキングで1位に何度もなっていますが、今やマイクロソフトやアマゾンなどの新興企業に後れを取っています。

 

伝説のファンドマネージャー「ピーター・リンチ」に永遠の不発弾と言われるほど、爆発力のない企業ですが、高配当を維持していたり、以前はウォーレン・バフェットも保有していたことから、日本人の米国株投資家にとっては人気の高い銘柄となっています。

 

今回はそんな「IBM」の2019年度第1・四半期決算の考察をしてみたいと思います。

 

IBMの2019年度1Q決算を分析してみた

 

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今回の決算の結論から言いますと悪かったです。

 

IBMの2019年度1Qの売上高は前年度比-4.7%減の181億8200万ドルとなり、アナリスト予想の184億ドルを下回りました。

 

また、純利益は前年度比-5.2%減の15億9100万ドルとなり、特別項目除く1株利益は、2.25ドルで、予想の2.22ドルを上回りました。

 

またこの日同じく発表された2019年通年の1株当たり調整後営業利益が「少なくとも」13.90ドルになるとの見通しを据え置きました。アナリストの予想平均は13.91ドルとなっています。 

 

このようにIBMの2019年度1Q決算は減収増益となりましたが、2018年度通期の決算が8年ぶりに増収に転じたので投資家の間でも期待感が出ていたのですが、今回の決算で水を差すような形となってしまいました。

 

 

IBMの売上の内訳を見てみる

 

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続いて、売上の内訳を事業ごとに見てみたいと思います。

以下は、今回発表された決算データです。

 

◆IBMの事業ごとの売上の内訳

  2019年1Q 2018年1Q 増減
Cloud & Cognitive Software $5,037 $5,116 -1.54%
Global Business Services $4,119 $4,115 0.10%
Global Technology Services $6,875 $7,421 -7.36%
Systems $1,328 $1,500 -11.47%
Global Financing $406 $405 0.25%
Other $417 $505 -17.43%
TOTAL REVENUE $18,182 $19,062 -4.62%

 

IBMは、大きく分けて5つの事業で構成されています。

 

「Cloud & Cognitive Software部門」の売上は、今年度50億3700万ドルとなっており、前年度比-1.54%の減収となりました。この部門にはIBMが力を入れているアナリティクスやサイバーセキュリティー、人工知能(AI)が含まれています。アナリスト予想の41億8000万ドルを上回っています。

 

ちなみにクラウド収入だけでは前年同期比10%増加したそうですが、前四半期に比べて伸びは鈍化しています。いずれにせよIBMが力を入れている部門がこの様だと期待できるものがこれっぽっちもありませんよね。

 

「Global Business Services部門」の売上は、今年度41億1900万ドルとなっており、前年度比+0.10%の増収となりました。

 

「Global Technology Services」の売上は、今年度68億7500万ドルとなっており、前年度比-7.36%の減収となりました。

 

「Systems部門」の売上は、今年度13億2800万ドルとなっており、前年度比-11.37%の減収となりました。

 

「Global Financing部門」の売上は、今年度4億1700万ドルとなっており、前年度比-17.43%の減収となりました。

 

主要な5部門のうち、増収を実現したのは一部門だけすし、アナリスト予想を上回った部門も一部門だけなので、今回の決算は悪いものと言わざるを得ません。

 

特にIBMが社運をかけて力を入れている「Cloud & Cognitive Software」部門は全然成長していないのが気になります。

 

IBMの次世代技術は成長していない!

 

相変わらず「永遠の不発弾」の名は健在ですね。

2018年の通期決算がそこそこ期待できる数値だっただけに、今回の決算は非常に残念なものとなっています。

 

今回の決算を受けて発表直後の時間外取引では最大-4%下落しました。

個人的にはこの程度の下落で済んでよかったのではないかと思っているくらいです。

 

実は私もこの「IBM」にかなり資産を投入していたんですよ。理由は仕事柄人工知能(AI)の凄さを見たので、ワトソンを擁していたIBMは今後伸びるのではないかと思ったからです。

 

結局、3年以上保有しましたが、全然成果が見られないので売却しました。

今回の決算でも肝心の次世代技術がほとんど成長していないので、私が売却した決断は間違っていなかったと思っています。 

 

正直言って、今「IBM」に投資するメリットはほとんどありません。肝心の人工知能やクラウドに関してもマイクロソフトやアマゾン、Googleに太刀打ちできるとは思えませんし、レガシー事業の最適化が進んでいないどころか未だにこの事業に頼っているような感じですからね。

 

すでに「IBM」はオワコンと言わざるを得ません。

 

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