こんにちわ、リョウスケです。
株式投資には様々な投資法がありますが、最もメジャーな投資法といえば実際の企業の価値に比べて割安になっている銘柄に投資する「バリュー株投資」と企業の成長に投資する「グロース株投資」ですね。
ここ最近はアマゾンやグーグル、アップル、フェイスブックといったICT企業がとてつもないスピードで成長しており、株価も大きく上昇していますので、バリュー株よりもグロース株の方が高いパフォーマンスとなっています。
ただ、だからといってバリュー株よりグロース株の方が優れているのかというともちろんそういうわけではなく、時期によって、グロース株の方がパフォーマンスが高い時もありますし、バリュー株の方がパフォーマンスが高い時もあります。
例えば、2006年はバリュー株のパフォーマンスの方が良かったです。
この一年間の市場平均のパフォーマンスは+11.76%でしたが、バリュー株のパフォーマンスは+17.17%出会ったのに対して、グロース株は+6.58%となっております。
つまり、その時代によってパフォーマンスが変わってきますので、いずれかが優れていて、一方が劣っているというわけではない、ということです。
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ちなみに、2020年の「バリュー株」と「グロース株」のパフォーマンスでは、「グロース株」の方が良いパフォーマンスを残しています。
以下は、バリュー株で構成されたETF(VTV)とグロース株で構成されたETF(VUG)の年初来のパフォーマンスを比較したものです。
◆バリュー株とグロース株の騰落率比較(2020年1月~現在)
市場平均が-0.19%なのに対して、バリュー株は-13.62%となり、グロース株は+15.46%も上昇しています。
ここ数年は マイクロソフト、アマゾン、アップルといったグロース株が圧倒的なパフォーマンスを誇っており、米国経済を牽引していたといっても過言ではないでしょう。その結果がパフォーマンスの差として出てきています。
投資家達は「グロース株」をポートフォリオに加えているか、いないかでパフォーマンスが大きな差になってくるでしょうね。
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実は、私が投資を始めた頃は日本企業のグロース株を中心に投資していましたが、ライブドアショックやリーマンショックで大きく資産を失った経験から、バリュー株やディフェンシブ株、連続増配企業を中心に投資していました。
ただ、2017年頃には色々塾講を重ねた結果、マイクロソフトやアマゾンなどのグロース企業に興味を持ち、自身のポートフォリオに加えた結果、パフォーマンスを少し高めることができたように思えます。
「株式投資」の世界では、どちらかというと「初志貫徹」の志を重視する人が多く、どんな相場になろうが、自分の考えを曲げずに邁進すべしと考えている人が多いようです。「投資手法」を途中で変更するなんて以ての外なのかもしれません。
まさに「武士」のような精神で凄く格好良いですが、私個人としては「投資手法」を変更することを「悪手」だとは思っていません。
むしろ、投資方針の変更は、柔軟性の高さだと思っています。人は、「変化」を繰り返して、時には失敗をし、その先に大きな「成功」を見つけ出さなくてはいけませんからね。
仕事でも同じですが、柔軟性を持たず、一つのやり方に固執して、生産性を落としている人っているじゃないですか、あと、過去にやっていた古臭いやり方に慣れているからと言って、最新の生産性の高いやり方を取り入れない人とかね。
こういう人は、間違いなく仕事のパフォーマンスを落としてしまいます。
投資手法に固執するということは、これらと同じではないでしょうか。
ディフェンシブ銘柄や連続増配銘柄への投資は、米国株をやっている人の中ではお馴染みの手法ですし、私自身も好んで行う手法です。
ただ、その手法に固執してしまうと、痛い目に合う可能性があることも忘れてはいけません。それに、高配当株(バリュー株)とグロース株を同時に組み込んでおけば、本当の意味で分散投資にもなりますからね。
一つの手法に固執したり、一つの手法で導き出された銘柄のみでポートフォリオを構成すると、むしろ「リスク」が高くなってしまいますよ。
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