こんにちわ、リョウスケです。
リーマンショックでは世界中の投資家が大打撃を受けましたが、その後の経済回復によって株価が上昇し、多くの投資家がその恩恵にあずかっています。
ちなみに経済雑誌の記事によると、2021年の運用成績は、プラスだった人が全体の58%を占め、マイナスだった人が10%にとどまり、残りがプラマイゼロの運用成績だったそうです。
2021年はかなり株価が上がりましたが、それでも3割の人が利益を出せなかったというわけです。それだけ株式投資というのは難しいんでしょうね。
まあ、この結果は単純に売買を繰り返した結果、思ったような利益が出なかったことが原因なので、素人個人投資家は、リスクを回避して頻繁に売買するよりも、基本的にはバイアンドホールドの長期投資をした方が、効率的に資産を増やすことができるように思えます。
もちろん、相場の大局観が読める方は、売買を頻繁に行った方が、大幅に資産が増やせると思いますけどね。自分自身に適しているのが「長期保有」なのかそうでないのかは、色々試してみてその結果を元に判断したほうが良いのかもしれませんね。
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さて、2021年は、前述のとおり、多くの投資家の方が利益が出せた、非常に相場が好調な一年間でしたが、2022年に入ってからは年初から調整相場となっています。
以下は、日本のメジャーな指数である「日経平均株価」と米国のメジャーな指数である「ダウ工業平均株価」の騰落率です。
◆日経平均とダウ工業平均の騰落率(2022年1月~)
上記は、今年1月から現在までの騰落率ですが、日経平均が「-9.6%」下落し、ダウ工業平均が「-4.4%」下落しています。
月末にかなり上昇したので、下落幅は少なくなっていますが、両指数ともに-10%前後下落していますので、調整相場に入っているとみてよいでしょう。
こうしてみると、世界的に株価が下がるときは米国よりも、日本の方が大きなダメージを受けることが多いんですよ。
これは、リーマンショックの後も言えることで、米国はリーマンショック後、たった1年で底打ちし、株価は上昇しておりますが、日本は底打ちするのに、4年もかかっております。
これが日本株投資が難しいたる所以です。
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ところで、今回の調整局面によって、個人投資家の中には、混乱したり狼狽したりしている人が多く見られます。しかも、思ったよりも多いです。
おそらく、これは、昨今の株価上昇によって、「株は簡単に儲かる」と錯覚してしまっていたからでしょう。調整局面のない上昇するだけの相場の弊害というのが、こういう点にあると思います。
一方で、株式投資歴の長い投資家ほど、この調整局面に「買い増し」をしています。中には、「株価もっと下がれ!」「リーマンショック級の暴落はよ!」と考えている人もいるようです。
私も、リーマンショックを乗り越えた投資家のひとりで、暴落局面での買い増しの重要性は理解しておりますが、「リーマンショック級の暴落はよ!」とは中々思えません。
だって、あの頃の恐怖を知っているから。
いくら過去の経験していても、退場しかねないあの相場は経験しないに越したことはありません。
ただ、
「あんまり株価上がるなや!」
「株価もっと下がれや!」
とは思います。
だって、今の株価は割高になっているのは間違いないと思っているから。
誰がなんと言おうが、2017年のあの株価上昇は、私には上がりすぎたように思えます。
上がりすぎたら、適切な株価に戻るために、間違いなく株価は下げます。これが市場の理ですからね。
ですので、いつか訪れる株価是正のための「暴落」を恐れて、資金投入が行えていない状況にあります。
株価は下げて欲しいけど、リーマンショックのような経済に爪痕を残すような「大暴落」は嫌。かと言って、株価も上がって欲しくない。
なんともワガママな自分がいます。
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