こんにちわ、リョウスケです。
今の日本はインフレがかなり進んでいるものの、企業の業績はそこそこ良い状態になっているので、どちらかというと景気が良い状態となっています。
でも、これが永遠に続くかというともちろんそういうわけではなく、経済というのは良い・悪いを繰り返しながら推移しています。
日々の生活をしていると、多くの人はそれほど景気の波は感じないかもしれません。
でも、就職活動をしている人はこの景気の波を強く感じるのではないでしょうか。
景気が良い時は人手不足に陥るため求人が増えますし、景気が悪い時は仕事がなくて求人が減ってしまいますからね。
私が大学を卒業したのは、バブル崩壊後の大不況の真っ最中の「就職氷河期」と呼ばれる時代でしたので、私の周りでも就職することができず「就職浪人」となった人もたくさんいました。
そういった人達は、「新卒」という絶対的なアドバンテージを受けることができず、翌年も結局就職決まらない人が続出し、結局アルバイトで生計を立てている人もいました。
こういった人達の未来は悲惨そのもので、正社員などの正規社員になれず、給料が少なく底辺の生活をしている人も多いです。
就職氷河期時の4年生大学卒の就職率は50%台で、東大や京大などの一流大学卒の人ですら就職することができず、フリーターやニート率が高かったと言われていますので、その当時がいかに厳しかったかがお分かりいただけるかと思います。
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現在の30代後半から40代前半の世代は就職氷河期というとんでもない悪いサイクルの時に就職活動をおこない、人によっては現在も底辺暮らしをしている人も多いわけですが、給料面でも冷遇されているようです。
例えば、5年前の年齢毎の給料を比較すると20~24歳が+5200円、30~34歳が+6400円、50~54歳が+21000円、55~59歳が+8000円上昇しているのに対して、35~39歳-4300円、40~44歳にいたっては-23300円も下がっています。
ほとんどの世代が5年前よりも給料が上昇しているのにもかかわらず、アラフォー世代・・・いわゆるロスジェネ世代の給料だけが下がっているわけです。
ちなみにこれは企業規模が大きければ大きいほど世代間格差が強く、大企業に勤めればこの格差から逃れることが出来るというわけではないようです。
ロスジェネ世代は就職時には氷河期で厳しい状況が続き、結婚・子育てを考える時期は低賃金・増税でいじめ抜かれてきましたし、今後の老後の頃には年金も大幅に減額、もしくは受給年齢が引き上げられていると思うので、まさに「最悪の世代」ですね。
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ではこういったロスジェネ世代は今起きている不遇を甘んじて受けるべきかというと、そういうわけではありません。
こういう厳しい時代を生き抜いてきたからこそ身に付けるべき生活術があります。
給料が少なければ、「出費を抑える」「収入源を複数化する」「資産運用をおこなう」などで対策を取るしかありません。
出費を抑えるために「節約」をおこなうにしても、ロスジェネ世代が生きてきた時代には多くの格安サービスが生まれており、格安スマホや格安旅行ツアー、格安量販店、格安英会話教室などを使えば効率的な節約を行うことができます。
また、インターネットを利用して「副業」を行えば、収入の複数化をおこなうことができます。ブログやサイトを立ち上げ広告を載せることで収入をえる「アフィリエイト」や、本業で使っている特技や技術を使いたい人はフリーランス支援サイトに登録すれば、事業活動を行うことも可能です。
さらに資産運用にしても証券会社のサービスが向上しており、海外株やETFへ投資することもできますし、優良な投資信託が登場しています。また、「NISA」や「つみたてNISA」などの非課税口座を利用すれば少額とは言え税金をゼロに抑えることができます。
「個人型確定拠出年金(iDeco)」を利用すれば積立た金額は全て所得控除の対象となり節税の効果がありますし、運用益は非課税になりますので、大きなメリットがありますので是非やっておくべきです。
現在のアラフォー世代はどの世代よりも世の中の移り変わりを見てきたと思います。
政治経済の動きもバブルからバブル崩壊まで経験していますし、インターネットや携帯電話の登場で世の中が大きく変わっていったのを若い時期にリアルタイムで経験しているのは大きなアドバンテージだと思っています。
ロスジェネ世代こそ変化に対応できる強い世代だと思っているので、これからの時代の変化や衰退にも力強く対応できるようにしていきたいですね。
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