こんにちわ、リョウスケです。
最近YouTubeを見ていると「日本ってすげえ!」みたいな動画がおすすめに表示されるんですけど、逆に日本って世界で誇れることが無くなってきてるのかな?って思っちゃったりします。
確かに日本は戦後の焼け野原の中から途轍もないスピードで復興し、一時は「GDP(国内総生産)」ベースでアメリカに追いつきかけるほどでした。
そもそも、日本は江戸時代末期まで「鎖国」しており、世界の趨勢から取り残されていましたが、「世界に追いつけ!追い越せ!」という高い志と日本人特有の勤勉さによって、世界有数の経済大国にまで上り詰めたわけです。
ただ残念なことに、そんな日本も現在は衰退の一途を辿っています。
高度経済成長期の日本のGDPはアメリカに次ぐ第二位でしたが、中国に抜かれてしまい、最近はドイツにまで抜かれてしまい現在は第4位に落ちています。
ちなみに、1990年代は中国のGDPは日本の8分の1程度しかありませんでした。
それだけ中国の成長が凄まじかったことと、この20年間の日本の成長がほとんどなかったということですね。そして、現在の「第三位」という地位も維持することは難しく、数年後にはインドやインドネシアなどの新興国やヨーロッパ諸国に追い抜かれると予想されています。
このように日本はどんどん衰退しており、識者の中には日本のことを「衰退途上国」と揶揄する人も出てきているくらいですが、日本に住んでいると給料は上がってなかったり、税金や社会保障費が上昇しているとはいえ、それでも私達の生活に支障をきたすレベルではないですし、それほど日本の衰退を実感していない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日本の衰退をひと目で分かるものをピックアップして紹介したいと思います。
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現在と30年前の世界時価総額ランキングを比較
個人投資家の方々であればよく見る画像ですね。
これは平成元年と平成30年の時価総額ランキングですが、30年前はNTTや日本興業銀行、住友銀行、東京電力などの日本企業がトップ10を独占していましたが、現在はトップ10に日本企業は入っておらずアメリカと中国の企業が独占しています。
かろうじて「トヨタ自動車」がランキング35位に入っているだけで、日本企業は完全に駆逐されています。
30年前の求人広告
上記は30年前に新聞の求人欄に掲載された広告ですが、営業ドライバーの求人が初任給40万円、3ヶ月後47万円、半年後には52万円となっています。
今では考えられないような給料ですよね。私の父は団塊の世代に当たるのですが、私の給料の額を知って「うわっ・・・よくそんな給料で働いてられるなあ。もっと良い給料の会社に転職すれば?」って素で言われたことがあります。
それだけ世代間の格差があるということですね。
日本がどれだけ衰退しているか分かる動画
上記は30年前から現在までの核の経済力を視覚化している動画です。
日本がどんどん小さくなり、一方中国などのアジア諸国で大きくなってきていることが分かる動画ですね。
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日本が衰退した理由は諸説あり、単一民族国家であるため多様性がないだとか、アメリカとの競争に敗れたからとか、ものづくり産業からICT分野への移行が行えていないだとか様々な理由がありますが、どれも事実のような気がします。
おそらく理由は一つではなく、複数あるんでしょうね。
私は職業柄外国人と一緒に仕事をする機会が多いのですが、外国人労働者のバイタリティの高さや仕事・給料に対する貪欲さは見習うべき点が多いです。
私は本業では管理職なので、人手が足りなかったり、トラブル等でマンパワーが必要になれば協力会社に外注することが多いですが、最近では日本人よりも外国人に頼むことの方が多いです。
日本経済や日本の雇用の事を考えると、日本人労働者に頼むべきかもしれませんが、外国人労働者は仕事のクオリティも高いですし、コストも比較的安く抑えれることを考えると外国人労働者に頼む方がメリットが大きく、利益率が高くなるからです。
こういった外国人労働者の優位性は日本人も危機感を持つべきで、日本の衰退の一つの要因となっているような気もします。
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