こんにちわ、リョウスケです。
現地時間8月1日に「アップル(AAPL)」が2017年度第3四半期決算発表を行いましたので、分析してみたいと思います。
以下は、アップルが発表した2017年度第3四半期の決算データです。
まず、「売上」を見てみると、昨年度同期が「42,358」だったのに対して、本年度が「45,408」となっており、「7.2%」の増収となっています。
ちなみに、予想が「44,890」だったので、こちらもクリアしています。
続いて、「営業利益」をみると、昨年度同期が「10,105」だったのに対して、本年度が「10,768」となっており、「6.5%」の増益となっています。
ちなみに、「営業利益率」は、昨年度同期が「23.8%」だったのに対して、本年度は「23.7%」とっており、ほんの少し営業利益率が落ちています。
そして、「純利益」を見ると、昨年度同期が「7,796」だったのに対して、本年度が
「8,717」となっており、「11.8%」の増益となっています。
ちなみに、EPSの予想が「1.5ドル」だったのに対して、「1.6ドル」となっており、こちらもクリアしています。
2017年度第3四半期の決算内容としては、「増収増益」でアナリストの予想もクリアしていたので、数値の上では、良い決算だと思います。
それでは、「アップル」の収益の柱である「iPhone」などの売れ行きがどうだったのか見てみたいと思います。
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以下は、今回発表されたアップルが売り上げた「ハードウェア」「サービス」をサマリーしたものです。
小さな画像となってしまい申し訳ありません。
アップルの事業の柱となっているのは、大きく分けて5つあります。
「iPhone」「IPad」「Mac」「Service」「Other Products」の5つです。
それぞれ見ていきますね。
「iPhone」は、本年度全世界で「41,026(4102万6000台)」売れており、売り上げが
「24,846(248億4600万ドル)」となっています。
昨年度が「40,399(4039万9000台)」売れて、売り上げが「24,048(240億4800万ドル)」だったことを考えると、「3.3%」の増収となっており、販売台数が増えて、かつ売り上げが上がったことが分かります。
続いて、「iPad」は、本年度全世界で「11,424(1142万4000台)売れており、売り上げが「4,969(49億6900万ドル)」となっています。
昨年度が「9,950(995万台)」売れて、売り上げが「4,876(48億7600万ドル)」だったことを考えると、1.9%の増収となっております。
さらに続いて「Mac」は、本年度全世界で「4,292(429万2000台)」売れており、売り上げが「5,592(55億9200万ドル)」となっています。
昨年度が「4,252(425万2000台)」売れて、売り上げが「5239(52億3900万ドル」だったことを考えると、6.7%の増収となっています。
さらにさらに続いて「Service」を見てみます。
この事業は、「Appleストア」や「iTune」の売り上げとなっています。
本年度は、「7,266(7億2660万ドル)」となっており、昨年度の「5,976(5億9760万ドル)」と比較すると、21.5%の増収となっています。
そして最後に「Other Products」を見てみます。
この事業は、上記以外の売り上げを含んでおり、「アップルウォッチ」や「iPod」などがこちらの事業に含まれます。
本年度は、「2,735(2億7350万ドル)」となっており、昨年度の「2,219(2億2190万ドル」と比較すると、23.2%の増収となっています。
こうしてみると、5つ全ての事業で「増収」を実現しており、今回の決算は非常に良かったです。
特に「Service」と「Other Products」の伸びが大きかったのは、アップル株保有者にとっては、嬉しい情報だったんじゃないでしょうか。
新しい事業の柱が育ちつつあるってことなのかもしれませんからね。
ただ、毎度のことなんですが、「売上」における「iPhone」の割合が大きすぎますね。
以下は事業ごとの比率を表したグラフです。
iPhoneの全体の売り上げを占める割合が50%を超えているんですよね。
アップルにとって、「iPhone」が大事な事業であることがお分かりいただけると思います。
「アップル」の事業が、陳腐化することは、なかなか想像することはできませんが、ああえてリスクを挙げるとすれば、「iPhone」以外の事業が、まだ育っていないことだと思います。
「iPhone」よりも、もっと凄いブランド力のスマホを出現や、そもそも「スマホ」に代わる新しいハードウェアやサービスが出現する可能性だってありますからね。
「ハイテク」業界は、移り変わりが激しいことを、キチンとリスクとして捉えておかなければならないと思います。
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