こんにちわ、リョウスケです。
今回は、第四次産業革命において大きな成長が期待できる大手半導体メーカーの「NVIDIA(エヌビディア)」が2019年度第1・四半期決算(2018年2月~4月期)を発表しましたので、考察してみたいと思います。
結論から申し上げると、今回の決算は非常に良かったです。
以下は、今回発表された決算データの一部を抜粋したものです。
◆NVIDIA 2019年1Q決算データ
まず「売上」を見てみますと、今期「32億700万ドル」となっており、前年度と比べると「66%」の増収となっています。
アナリスト予想は、28億8000万ドルだったので、予想を大きく上回っております。
続いて「営業利益」を見てみますと、「14億2800万ドル」となっており、前年度と比べると「124%」の増益となっています。
「利益率」は、今期「64.7%」となっており、前年度の「59.6%」から、大きく向上しています。
そして「当期純利益」を見てみますと、「12億8500万ドル」となっており、前年度と比べると「141%」の増益となっています。
また、「EPS」も、予想「1.66ドル」でしたが、今期「2.05」となっており、予想を大幅に上回っております。
このように、今回の決算では、「増収増益」実現し、アナリスト予想も超えた非常に良い決算となりました。
この日、同じく発表されました2019年2Qガイダンスでは、売上高が、予想29.5億ドルに対し、新ガイダンス31億ドルが提示されました。
それでは、次に、「売上」の内訳を見てみたいと思います。
以下は、今回の決算で発表された売り上げを「プラットフォーム」毎に分類したものです。
◆プラットフォーム毎売上
やっぱり、「ゲーム用途」で製品を利用することが多いようですね。全体の53.7%を占めております。
今期の「ゲーム用途」での売上は、17億200万ドルとなっており、「68.0%」の増収となっています。
アナリスト予想は「16億5000万ドル」だったので、予想を大きく上回っております。
ちなみに、ゲーム用途のグラフィックスチップは仮想通貨採掘にも使われており、増収の牽引役となっています。仮想通貨採掘は、全体の売上の9%を占めています。
ただ、2019年2Qの仮想通貨採掘用途の売上は、今回の3分の1程度となるようですね。
続いて「データセンター」を見てみます。
今期の売上は、7億100万ドルで、前年度比「71%」の増収です。とんでもない成長性ですね。
ただ、アナリスト予想が「7億300万ドル」だったので、予想は下回りました。
さらに続いて、人工知能の普及によって、今後注目されるであろう「Automotive」用途での活用は、まだまだ進んでおらず、「1億4500万ドル」となっており、全体に対する売上比率は、「4.5%」程度にしか過ぎません。
しかし、今後、自動運転車が一般的になれば、爆発的に増える期待感はあります。
こちらのアナリスト予想は「1億3200万ドル」だったので、予想を上回っております。
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今期の決算では、大幅な増収増益となり、非常に良い決算となったと思います。
エヌビディアは、データセンターやゲーム機、仮想通貨採掘、自動運転車などに使われるグラフィックスチップの開発・販売を行っており、近い将来起こると言われている「第四次産業革命」によって需要が高まると言われている注目株です。
人口知能を効率的に活用するためには、膨大な演算処理が必要となるので、エヌビディアの「GPU」は期待されていますからね。
また、最近は、クラウドの活用が大きく拡大しているため、データセンターでの用途拡大も、今期も大きく寄与しましたし、しばらくは売上が拡大すると思われます。
ハイテク銘柄は、将来どの分野が伸びると言う予想は簡単ですが、どの企業がシェアを伸ばすかというのは、難しいです。
そんな中で、すでに売上が伸びており、シェアを確保している「エヌビディア」は、将来の成長性が、予想し易い銘柄のように思えますね。
もうちょっと早めに仕込んでおけば良かった、と非常に公開している銘柄の一つです。
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