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アルファベットの2018年3Q決算を考察!将来が期待できるハイテク銘柄だが一度手仕舞いした方が吉?

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 こんにちわ、リョウスケです。

 

今回は、「グーグル」や「Youtube」などのサービスを提供している「アルファベット(グーグル:GOOG、GOOGL)」の2018年度第3・四半期(7月~9月)の決算を考察してみたいと思います。

 

アルファベットの2018年度3Q決算を考察

 

結論から言いますと、今回の決算は、内容としては悪かったです。

 

まず概要から見ていきたいと思います。

以下は、今回発表された決算データの一部を抜粋したものです。

 

◆アルファベット2018年Q3決算概要f:id:ryosuke1123:20181027114236p:plain

 

2018年3Q(7月~9月期)の「売上高」は、「33,740(337億4000万ドル)」となり、前年度と比較すると、21.4%の増収となりました。市場予想の340億5000万ドルを下回っております。

 

そして、純利益を見ますと、「9,192(91億9200万ドル)」となり、前年度と比較すると+36.5%の増益となりました。

調整後の 1株利益は13.06ドルで、予想の10.45ドルを上回りました。

 

ちなみに、営業利益率は、費用の増加が響いて前年同期の28%から25%に低下しています。これは新規事業のマーケティングや、5300人にものぼる人員増加があったためです。

 

また、20カ所でデータセンターの開設を進めていることから、設備投資費が前年の35億ドルから53億ドルに大幅増加していますので、これを将来への必要な投資となるか、無駄な投資となるかは、今後の売上、利益に現れてくると思います。

 

それでは、続いて、「アルファベット」の事業別に決算を見ていきたいと思います。

 

アルファベットの事業別売上を分析

 

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以下は、今回の決算の事業別売上のデータを抜粋したものです。

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上記の「Google advertising revenues」が、Googleの稼いだ「広告費」になります。

そして、「Google other revenues」が、Googleが稼いだ「広告費以外」の収益です。

また、「Other Bets revenues」が、Google以外が稼いだ収益となります。

 

これらを元に、データを見てみると、「Google」の広告売上は、「28,954(289億5400万)ドル」となっており、前年度比で「20.31%」の増収となっています。

 

ちなみに、この広告収入は売上高の86%を占めていますが、成長率は20%と、前四半期の約24%から鈍化しています。

 

また、「Google」の広告売上以外・・・つまり、クラウドサービスやその他成長分野の売上は、「4,640(46億4000万)ドル」となっており、前年度比「29.24%」の増収となっています。

 

この中には、スマートフォン「ピクセル」などのハードウェアや、クラウド事業が含まれております。

 

そして、「Google」以外の企業の売上は「146(1億4600万)ドル」となっており、前年度比「24.7%」の増収となっています。

 

この中には、自動運転車開発部門「ウェイモ」やサーモスタット開発の「ネスト」、医療関連部門「ベリリー」が含まれております。これらの部門は、利益ベースで見ると、赤字を垂れ流しておりますが、売り上げは、凄い勢いで増えています。

 

このようにアルファベット全体の売上は、今回も順調に成長しております。

 

最後に、グーグルの最も大きな収入源である「広告収入」について、見てみたいと思います。

 

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上記の「TAC」というのは、「トラフィック・アクイジション・コスト(TAC)」の略で、アップルなどの携帯端末やアプリで、グーグルの検索連動型広告を表示した際に支払う手数料です。

 

また、広告クリック回数(ペイドクリック)は、前年度と比較すると、62%増加しております。これは、モバイル経由での回数が増えているようですね。

 

また、「広告の単価」は、-28%減少しており、最近は、決算の度に減少しております。これは、モバイルの普及が広まっておりますが、パソコン広告に比べると、モバイル広告の方が、安いためです。

 

第四次産業革命を見据えるなら保有するメリットは高い

 

 今回の決算も、増収増益という結果になりましたが、アナリスト予想を売上がアナリスト予想に届かなかったことがきになります。

 

しかし、今の私達の生活は、「Google」無しでは、快適に過ごせません。

 

Googleの開発したOS「Android」搭載のスマートフォンを活用し、分からないことがあれば、Googleの検索エンジンを利用します。

また、初めて行く取引先や飲食店、待ち合わせ場所には、グーグルマップを利用して、移動しますし、英語を訳すときはグーグル翻訳を活用します。

 

そして、そのネームバリューも絶大で、優秀な研究者や技術者が、Googleに集まっていますし、莫大な費用を、次期主要事業に投資していますからね。今期も莫大な費用を研究開発費に費やしています。

 

おそらく、今後、自動運転をはじめとした「人工知能(AI)」の分野でも、強い影響力を持つことになることが予想されます。

 

今後、第四次産業革命が起こることを考えると、「Google」や「Microsoft」などの企業に投資していないことが、大きな損失になるような気もしますが、最近はハイテク企業を中心に株価が下がっていますので、少し様子を見た方が良いかもしれませんね。

 

グーグルのような将来を期待されて株価が上昇している銘柄は、「頭と尻尾はくれてやれ」という戦略の方が良いような気がします。

 

私も、グーグルを含むすべてのハイテク銘柄を手仕舞うことを検討しています。

 

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