リョウスケが米国株で億万長者を目指す

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アマゾンはすでに終わっている・・・それでもアマゾンへの投資のタイミングを考えてみた!

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 こんにちわ、リョウスケです。

 

世の中の変化によって消費者のニーズは変化しており、そのニーズに合わせて企業は変革していかなければいけません。その変革が、市場ニーズに近ければ、その企業の売り上げや利益が上昇し、企業価値が高まっていきます。

 

ここ数年は、技術革新が大きかったせいか、世の中のニーズも大きく変わり、様々なサービスが新しく勃興してきました。その中の一つが「ネット通販」ではないでしょうか。

 

今や世界中の多くの人がネット通販を利用し、買い物を行っております。

 

今回はそんなネット通販業の中でも世界最大手の「Amazon(AMZN)」の2018年度第4・四半期(7月~9月期)の決算を考察してみたいと思います。

 

アマゾンの2018年4Q決算の概要

 

結論から申し上げますと、今回の決算そのものは素晴らしいものでした。

 

今期の売上高は、723億3800万ドルとなり、前年度と比較すると、19.73%の増収となりまし。また、アナリスト予想の719億2000万ドルを上回りました。

 

純利益は、30億2700万ドルとなり、前年度と比較すると、63.09%の増益となりました。また、アナリスト予想も上回っております。

 

そして、この日同じく発表した、2019年第1・四半期の純売上高は560億~600億ドルになると予想していますがアナリスト予想の607億7000万ドルを下回っております。

これは、インドで規制上の問題に直面しているほか、欧州でインターネット通販売上高が減速していることが背景にあるようですね。

 

今回の決算でも、当然のように増収増益を実現し、決算そのものは素晴らしいものとなりましたが、次回決算の見通しがアナリスト予想を大きく下回ったことにより、決算発表直後の株価は大きく下げています。

 

アマゾンのような超グロース株は、今現在の企業価値よりも、将来の企業価値によって株価が変動しますので、時期見通しがアナリスト予想に届かなかったのは、ホルダーにとっては良い決算ではなかったと言えますね。

 

アマゾンのセグメント別売上

 

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続いて、アマゾンの売上高をセグメント別に見てみたいと思います。

 

以下は、今回発表された決算データです。

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決算データを見ますと、アマゾン全体の事業を「Online stores」「Physical stores」「Third-party seller services」「Subscription services 」「AWS」「Other」に分かれて記載されています。

 

「Online storesは、ネット通販で得た収益です。

 

このセグメントの「売上」は398億2200万ドルとなっており、前年度と比較すると「+14%」の増収となっています。

 

続いて「Physical storesは、実店舗の収益です。

 

こちらの「売上」は44億100万ドルとなっており、前年度と比較すると-3%の減収となっております。

 

続いて「Third-party seller services」は、第三者販売サービス(第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)による収益です。

 

こちらの「売上」は133億3800万ドルとなっており、前年度と比較すると「+28%」の増収となっています。

 

続いて「Subscription services 」は、「Amazonプライム」の会員費などが含まれています。

 

こちらの「売上」は39億5900万ドルとなっており、前年度と比較すると「25%」の増収となっています。

 

さらに続いて「AWS」は、クラウドサービスの「Amazon Web Service」の収益です。

 

こちらの「売上」は74億3000万ドルとなっており、前年度と比較すると「46%」の増収となっています。ちなみに、アナリスト予想の72億6000万ドルを上回りました。

 

最後に「Other」は、広告収益やクレジットカード契約による収益です。

 

こちらの「売上」は33億8800万ドルとなっており、前年度と比較すると「95%」の増収となっています。特に「広告収入」の伸びは非常に力強いようです。

 

全セグメントにおいて増収を実現していますね。

 

ちなみに、アマゾンのセグメント別売上をグラフにすると、以下のようになります。

 

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上記のとおり「売上高」だけで見ると、「ネット通販事業」が売上全体の半分以上を占めています。

 

 

ただ、ネット通販業というのは非常に利益率が悪いんですよね。アマゾンも例外なく利益率が悪く、数%程度です。

 

そんな中、アマゾンの事業の中で獅子奮迅の働きを見せているのが「AWS」です。

売上ベースで見ると、全体の「10%」程度に過ぎませんが、「AWS」の利益率は、今期26.48%という、非常に高い数値となっております。

 

そして、利益ベースで見ると、ネット通販事業での赤字をAWSが補填しているような形となっています。

 

そのため、Amazonは価格度外視の施策を打つことができ、シェアを獲得することができるわけです。

 

Amazonの快進撃は、この「AWS」が支えていると言っても過言ではないでしょうね。

 

アマゾンもそろそろ終わりなのか?

 

今回の決算も増収増益を実現し、今期の決算を数値だけで見ると非常に良いものだったのですが、来期の見通しがアナリスト予想を下回っておりましたので、決算直後の株価は大きく下がってしまいました。

 

ただ、相変わらず「AWS」の成長が鈍化していない点は素晴らしいと思います。

   

今後もアマゾンは成長を続けることに疑いはありませんが、これまでと同等の成長が続けることができるかと問われると疑わしいですね。

 

今回も主要な成長であるインドで導入される電子商取引の規制が気になりますし、欧州ではネット通販そのものの売り上げが伸び悩んでいます。また、最近はアマゾンをはじめとしたGAFAへの規制が叫ばれておりますので、今後はこれまでほど成長はしないのではないか、と個人的には考えています。

 

 

私も以前は、このアマゾンに投資させていただき、大きな利益を得ることができましたが、この銘柄に再び投資することはできませんね。

 

もし、アマゾンに投資するのであれば、今後必ず訪れるであろう「暴落」によって、株価が大きく下げた場合に、大きく投資することになると思います。

 

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