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ついにオワコンか!?アマゾンの2019年2Q決算を考察してみた・・・

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 こんにちわ、リョウスケです。

 

現代は技術革新の時代と言われており、インターネットを始めとした様々な新しい技術やサービスが生まれています。 

 

このような技術革新の時代には消費者のニーズも多様化するので、これを上手く取り込んだ企業が大きな利益を出すことができます。

 

そんな時代の中で急速に成長したのがネット通販世界最大手の「アマゾン・ドット・コム」です。元々アマゾンはインターネットで本の販売していましたが、今や様々な商品を販売し、アマゾンで手に入らないものはないほどです。

 

そして様々な分野に進出し、その業界の老舗企業の業績を低迷させる「アマゾンエフェクト」と呼ばれる言葉が生まれるほどで、現在のインターネット時代を象徴する企業となっています。

 

今回はそんな「Amazon(AMZN)」の2019年度第2・四半期(4月~6月期)の決算を考察してみたいと思います。

 

アマゾンの2019年2Q決算の概要

 

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アマゾンの2019年2Q決算は内容としては悪かったです。

 

アマゾンの今期の売上高は634億400万ドル(前年度比+19.8%増)となり、アナリスト予想の625億ドルを上回りました。

 

純利益は26億2500万ドル(前年度比+3.5%増)となりました。

1株利益は5.22ドルとなりアナリスト予想の5.56ドルを下回りました。

 

そして、この日同じく発表した第3・四半期(7月~9月期)の営業利益見通しは21億~31億ドルとし、アナリスト予想の43億4000万ドルを下回りました。

 

これは、プライム会員向けの当日配送など配送期間を短縮させることでウォルマートなどの競合先よりも優位性を高めるために支出が増えることが要因です。

 

アマゾンの今期の決算は当然のように増収増益を達成したものの、利益がアナリスト予想を下回ったことと、次の第3・四半期の営業利益の見通しが予想を下回りました。

  

アマゾンのセグメント別売上

 

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続いて、アマゾンの売上高をセグメント別に見てみたいと思います。

 

以下は、今回発表された決算データです。

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決算データを見ますと、アマゾン全体の事業を「Online stores」「Physical stores」「Third-party seller services」「Subscription services 」「AWS」「Other」に分かれて記載されています。

 

「Online storesは、ネット通販で得た収益です。

 

このセグメントの「売上」は310億5300万ドル(前年度比+14%増)となっています。

 

続いて「Physical storesは、実店舗の収益です。

 

こちらの「売上」は43億3000万ドル(前年度比+0.4%増)となっています。

 

続いて「Third-party seller services」は、第三者販売サービス(第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)による収益です。

 

こちらの「売上」は119億6200万ドル(前年度比+23%増)となっています。

 

続いて「Subscription services 」は、「Amazonプライム」の会員費などが含まれています。

 

こちらの「売上」は46億7600万ドル(前年度比+37%増)となっています。

 

さらに続いて「AWS」は、クラウドサービスの「Amazon Web Service」の収益です。

 

こちらの「売上」は85億8100万ドル(前年度比+37%増)となっています。

 

最後に「Other」は、広告収益やクレジットカード契約による収益です。

 

こちらの「売上」は30億200万ドル(前年度比+37%増)となっています。

 

事業別の売上高を見てみると全ての事業で増収を実現しています。

 

アマゾンもそろそろ終わりなのか?

 

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今期も決算の数値としては増収増益を実現していますが、アマゾンに対する市場の期待は非常に高く、次年度の見通しがアナリスト予想を大きく下回ったことを受けて、決算発表後の時間外取引では株価を下げています。

 

ちなみに、アマゾンのセグメント別売上をグラフにすると、以下のようになります。

 

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上記のとおり、アマゾンの事業の売上高を円グラフで表してみると、ネット通販業が半分以上の割合を占めています。ただ、利益率で見るとネット通販を含めた小売業は非常に少なく数%に過ぎません。 

 

ただ、アマゾンにはクラウドサービス「Amazon Web Service(AWS)」を提供しておりますが、このサービスの今期の利益率は25.3%という高い数値となっており、これまでのアマゾンのビジネスを支えてきました。

 

AWSは今期も前年度比+37%増となっておりますが、クラウドサービスのシェアはマイクロソフトの「Azure」にトップを奪われており、競争が激化していることが今後アマゾンの利益を逼迫しそうです。

 

アマゾンは現在のようなインターネット時代を象徴するような会社ですが、ネット通販にしてもクラウドサービスにしても、非常に競争が激しい事業であることを忘れてはいけません。

 

しかも、最近は各国々もデジタル課税などの規制強化に本腰を入れ始めているので、こういった影響は逃れることはできないように思えます。

 

まだまだアマゾンの成長は止まらないと思いますが、今後はリスクをしっかりと考えた上で投資しなければいけない局面に来ていると思いますよ。

 

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