こんにちわ、リョウスケです。
最近は老後の不安や給料が上がらない現実を少しでも払拭するために「株式投資」が非常に注目されています。
雑誌やネットを見てみると、株式投資などで成功した人の経験談が書かれている記事も多く、「俺(私)もこの人のように株で成功してお金持ちになってやるぜ!」と野望を抱いている人も多いようですね。
ただ残念ながら「株式」は「銀行貯金」のようにほぼノーリスクで資産が増えるような類のものではなくて、元本が保証されない「リスク資産」であることを忘れてはいけません。
実際、某雑誌が「これまで株式投資をやったことがある人」に対して行った調査によると、10人中9人が元本割れしている、という現実があります。
もちろんこういった調査は、調査をおこなった際の相場状況によって変動するものですが、それでも多くの人が損をしているので、「株式投資」をやれば必ず儲かるというわけではない、ということは理解しておくべきです。
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ではどういった人が株式投資で損をしてしまうのでしょうか?
それは「ハイリスクハイリターン」を目指している人の多くは損をする傾向があります。
私は株式投資を長くやっているので、友人や知人から「株式投資」について質問されるのですが、「3年くらいで10倍くらいになるような銘柄ってある?」とか聞かれたりします。
まさにこれが「ハイリスクハイリターン」な投資ですよね。銘柄としてはあるかもしれませんが、それだけリスクが膨大なものになるわけです。
他にもよく雑誌やネットで「たった数年で数億の資産を達成!」なんて記事がありますが、こういった類のものは「ハイリスクハイリターン」を狙った手法が多く、はっきり言い切りますがこのパフォーマンスは「運」によるものと言わざるを得ません。
もちろん「運」だろうが「努力による結果」だろうが、大きな資産を手にしたことには変わりないので、それは評価するべきことですが、その手法を他人が真似しても再現性なんてありません。おそらく資産を手にした人でさえ、もう一度同じことをやれといっても無理だと思います。
例えば、10年以上前の日本株は不動産関連株が人気あって10倍、20倍が当たり前なくらい株価が暴騰していたんですよ。その結果、億万長者になった人がゴロゴロして、雑誌等で投資手法や注目銘柄が公開されていましたが、その後の暴落で不動産関連株に投資していた人の多くは息していません。
この当時の不動産関連株はとてつもないハイパフォーマンスだった一方で、ハイリスクだったので撤退時期を誤った人は大損失を被ってしまったわけです。
あと数年前「スマホゲーム関連株」が非常に注目されていた時期があって、前述の「不動産関連株」同様にこれらの銘柄に投資していた人は元本に対して数倍、数十倍の利益を得ていた時期がありました。
ちなみに私の知人もこの「スマホゲーム関連株」に投資していて資産を大きく増やしました。
その時は、彼も調子こいて、「株なんて超簡単だわ。トレンドの銘柄にさえ投資してればいいだからさ。即効で億超えてやる。」なんて言っちゃってましたよ。
・・・で、その後彼がどうなったのかというと、その後の株価暴落によって息していません(笑)
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では「株式投資」で資産を増やすことは不可能なのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。多くの人は「ソッコーでお金を殖やす」ということを意識しすぎた結果失敗しているわけです。では、その失敗を反面教師として「ゆっくりとお金を増やす。」ということを意識すればよいだけです。
例えば、インデックス投資も「ゆっくりとお金を増やす」という手法の中で最も効果がある投資先です。
特に米国のS&P500指数は、直近40年間のパフォーマンスは「+8%」ですので、1000万円を投資すると、9年後には2000万円、18年後には4000万円、27年後には8000万円36年後には1億6000万円になる計算です。
このようにたった数年で大金持ちに離れませんが、30年後、40年後を見据えれば大きく資産を増やすことができるわけです。
日本には「急がば回れ」当ことわざがありますが、「株式投資」もまさにこのことわざを見習うべきです。「投資」で億万長者になるための一番近道とは、年間で少しずつリターンを出しながら、「複利運用」で、コツコツ資産を高めていくことですからね。
逆に言えば、「ゆっくりとお金を増やす」というのは再現性も高く、誰でもお金持ちになれる非常に有効な手法ですよ。
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