こんにちわ、リョウスケです。
「株式投資」をする上で、考えなくてはいけないことは、たくさんありますが、その中でも、未来を予想することは非常に大事です。
そもそも、「株式投資」は企業が成長することを前提として、やらなくてはいけないので、低成長ならまだしも、衰退していくような企業に投資しては、大事な資産が減っていくだけですからね。
それは、「国家」でも一緒で、私が自分の住んでいる国である「日本」に投資せず、「米国」に投資しているのは、日本がこれから衰退していき、米国はこれからも成長すると予想しているからです。
これらの予想は、当たるかどうかは分かりませんが、最低限の予想もしていないのに、大事なお金を、元本が保証されない「株式」なんかに投資できないと考えています。
ただ、こういった予想は非常に難しく、プロのアナリストや経済学者でさえ、この予想を当てるのは困難です。そんな難しい予想ですが、一つだけ予想しやすい・・・いや、ほぼ確定している未来があります。
それは、人工知能(AI)が、私たちの生活をイノベーションすると言われている「第四次産業革命」の勃興です。
これは、ほぼ確実に起こると言われているので、それに関連する銘柄・・・つまり「ハイテク」銘柄に投資すれば、大きな利益を出せると思われます。
しかし、ハイテク銘柄がこれから需要が高まるとしても、どの企業が成長していくのかは分かりません。特に、競争の激しい「ハイテク」関連企業なら尚更です。
ですので、銘柄選びに自信がない人は、こういったハイテク銘柄で構成されたETFに投資することをおすすめします。
そこで、今回は、ハイテク関連のETFであ「バンガード・米国情報技術セクターETF(以下、VGT)」と「パワシェアーズQQQ(以下、QQQ)」を比較してみたいと思います。
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まずは、基本情報から見てみたいと思います。
◆基本情報
名前 |
バンガード・ 米国情報技術セクターETF |
パワーシェアーズQQQ |
ティッカー | VGT | QQQ |
ベンチマーク |
MSCI USインベスタブル・ マーケット・情報技術25/50 インデックス |
NASDAQ100 |
経費率 | 0.10% | 0.20% |
設定日 | 2004年1月26日 | 1999年3月10日 |
構成銘柄数 | 361 | 104 |
配当利回り | 0.93% |
0.79% |
VGTが、情報技術セクターに設定されている361個の銘柄で構成されているのに対して、QQQは、NASDAQに上場している104個の銘柄で構成されています。
経費率は、若干差がありますね。
バンガード社の企業努力には、本当に感嘆します。とはいえ、QQQも決して高いというほどのものでもありません。
配当利回りは、両方とも低いです。「インカムゲイン」重視ではなく、「キャピタルゲイン」を重視している方向けの銘柄と言えそうです。
続いて、構成銘柄を見てみたいと思います。
◆VGTの構成上位10銘柄と資産額に対する比率
Apple Inc. | 13.80% |
Alphabet Inc. | 10.10% |
Microsoft Corp. | 9.40% |
Facebook Inc. | 6.90% |
Visa Inc. | 3.30% |
Intel Corp. | 3.10% |
Cisco Systems Inc. | 2.90% |
Oracle Corp. | 2.60% |
Mastercard Inc. | 2.30% |
International Business Machines Corp. | 2.20% |
純資産総額に占める上位10銘柄の割合 | 56.60% |
◆QQQの構成上位10銘柄と資産額に対する比率
Apple Inc | 11.60% |
Amazon.com Inc | 9.27% |
Microsoft Corp | 9.21% |
Facebook Inc | 5.40% |
Alphabet Inc | 4.84% |
Alphabet Inc | 4.15% |
Intel Corp | 2.94% |
Cisco Systems Inc | 2.79% |
Comcast Corp | 2.18% |
NVIDIA Corp | 1.84% |
純資産総額に占める上位10銘柄の割合 | 54.22% |
上記は、構成銘柄の上位10銘柄と総資産に対する比率を表した表ですが、結構似かよっていますね。強いて言うなら、「QQQ」には「アマゾンドットコム」が入っており、「VGT」には入っておりません。これは、「アマゾンドットコム」が「一般消費財セクター」の銘柄だからですね。
また、「VGT」には「VISA」や「IBM」が入っておりますが、「QQQ」には入っておりません。これは、「VISA」と「IBM」がNASDAQに上場していないからですね。
あと、新しく「コミュニケーションサービスセクター」が誕生しますが、この中に「アルファベット」や「Facebook」が入る可能性が高いので、今後、VGTは少し予想がしにくい面があります。
それでは、VGTとQQQのパフォーマンスを見たいと思います。
◆S&P500指数とVGT、QQQの騰落率(2004年2月~現在)
上記は、米国市場の主要梨数であるS&P500指数と、VGT、QQQの騰落率をグラフに表したものです。S&P500指数は参考のために載せております。
2004年2月から現在までに、S&P500指数が+137.90%上昇したのに対して、VGTは+259.62%上昇しております。そして、QQQは、なんと+345.73%も上昇しております。
パフォーマンスだけを見れば、QQQが圧倒的なものとなってますね。
あくまで私見となりますが、今後、第四次産業革命を見据えて投資をするのであれば、「アルファベット」「Facebook」が流出し、さらに「アマゾンドットコム」が入っていない「VGT」よりも「QQQ」の方が、投資吟味があるように思えます。
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