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超高配当で大きなインカムゲインを狙うなら「これ?」・・・投資妙味はある?

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こんにちわ、リョウスケです。

 

株式投資では大きく分けて二つの方法で利益を得ることができます。一つは「キャピタルゲイン」と呼ばれるものです。購入した株式の価格(株価)よりも売却した価格(株価)の方が高い時の「差益」がこれにあたります。

 

そして、もう一つが「インカムゲイン」と呼ばれるもので、「株式」を保有している株主が定期的に貰う事の出来る「配当金」がこれに当たります。

 

「株式投資」をやっている人の多くは、「キャピタルゲイン」を得るために、銘柄を分析したり、ポートフォリオに加えたりしているわけですが、中には「インカムゲイン」を重視して、配当金の利回りを意識して投資している人も少なからずいらっしゃると思います。

 

インカムゲインは、配当利回りが高くて3~6%程度、低い場合はゼロという場合もあり、キャピタルゲインに比べて利回りが少なくなってしまいますが、連続増配しているような株主還元意識が高い企業に投資しておくと、安定して「インカムゲイン」を得ることができる、というメリットもあります。

 

それに「高配当銘柄」に投資して、3か月に一度の配当金受領日は、やっぱり嬉しいものです。運用資金が高ければ、会社で働いた給料よりも多くもらえますからね。

 

今回は、そんな「高配当銘柄」として有名な、ブラックロック社が提供しているETF「iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)」を考察したいと思います。

 

iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)を考察

 

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PFFは、米国に上場している「優先株」で構成されたETFです。

「優先株」とは、議決権を失う代わりに、配当を優先してもらえるもので、PFFの分配金の利回りは、2018年9月現在、5%を超えた高配当銘柄となっています。

 

高配当ETFとして有名な「バンガード・米国高配当ETF(VYM)」で、配当利回りが2.83%、「iシェアーズ 好配当株式 ETF(HDV)」で3.44%前後ですので、PFFは非常に高い配当利回りの水準となっています。

 

そのため、インカムゲイン狙いの個人投資家にも非常に人気のある銘柄です。

 

以下は、PFFの基本情報です。

 

名称 iシェアーズ 米国優先株式 ETF
ティッカー PFF
ベンチマーク S&P 米国優先株式インデックス
経費率 0.47%
配当利回り 6.12%
設定日 2007/3/26

 

経費率は、他のブラックロック社やバンガード社と比較すると、高めですね。配当利回りは前述のとおり5%を超えています。これは、ETFとしては非常に高い水準です。

 

続いて、以下は、PFFを構成するポートフォリオの組み入れ上位10銘柄です。

ティッカー 銘柄名 業種 比率(%)
BLKFDS BLK CSH FND TREASURY SL AGENCY キャッシュ等 3.2
HSBC HSBC HOLDINGS PLC 金融 2.63
BDX BECTON DICKINSON AND COMPANY ヘルスケア 1.99
ALLY GMAC CAPITAL TRUST I 金融 1.92
BACR BARCLAYS BANK PLC 金融 1.87
C CITIGROUP CAPITAL XIII 金融 1.66
HSBC HSBC HOLDINGS PLC 金融 1.52
WFC WELLS FARGO & COMPANY 金融 1.41
CCI CROWN CASTLE INTERNATIONAL CORP 不動産 1.21
WFC WELLS FARGO DEPOSITARY SHARES CO 金融 1.15

 

また、以下はセクター別構成比率です。

 

業種 比率(%)
銀行業 37.58
各種金融 24.8
不動産 12.99
保険業 8.81
キャッシュ等 3.44
エネルギー 2.83
ヘルスケア機器・サービス 1.99
公益事業 1.86
食品・飲料・タバコ 1.76
電気通信 1.65

 

PFFを構成している業種は、銀行業、金融、不動産、保険業といったように、金融セクターの銘柄となっています。

 

最後に、PFFのパフォーマンスを見てみます。

 

◆PFFと市場平均(S&P500)の騰落率推移

 

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PFFの設定日である2007年3月26日から計算すると、2018年9月時点で、S&P500指数が「+95.74%」上昇しているのに対して、PFFは「-25.89%」という、まさかの元本割れとなっております。

まあ、配当再投資すれば、まだマシな結果になりますが、いかんせんキャピタルゲインがマイナスというのは、ちょっと厳しいですね。

 

また、金融セクターの銘柄を中心に構成されているので、暴落時には非常に弱いです。

リーマンショックの際の下落幅が-50%を超えており、その後回復しておりますが、2010年以降は、ほぼ横ばいに推移しております。暴落前の高値には、未だに回復しておりません。

 

2010年以降の値動きを見ていると、債券のようにほとんど上下のない動きをしており、ここだけを見ると、インカムゲイン狙いの投資ができるように思えますが、暴落に非常に弱い事を考えると、債券の代わりにはならないですね。

 

個人的には、この「PFF」を購入する選択肢は絶対にないですね。「VYM」や「HDV」といった、高配当ETFの方が、投資妙味があるように思えます。

 

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