こんにちわ、リョウスケです。
「株式投資」には様々な魅力がありますが、その一つが「配当金(ETFや投資信託は分配金)」を受領できることです。
銘柄によって年間で貰える回数や時期も異なりますが、定期的にお金が振込まれるのは給料が振込まれるのと同じく嬉しく感じる人も多いのではないでしょうか。
ただ、一方で「配当金(分配金)」は企業の利益を削って捻出するため、「意味がない。」「必要がない。」「無駄である。」と考える人も多く、投資家には賛否両論となっています。
ここからはあくまで私見ですが、私は企業の利益が労働者や株主、設備投資など何に還元するのか分からないし、不確実性の高い世の中で定期的に配当金を出している企業は好感が持てます。
とはいえ、配当金を否定する人の気持ちも理解できますので、あくまで投資家としてのベクトルの違いだと思っています。あくまで個人的にインカムゲインを重視している投資家というだけです。
この「配当金」を重視する投資手法は、企業の減配や無配に転換する可能性をリスクとして考慮しなくてはいけないのが最も厄介な点なんですよね。ただ、こういったリスクをゼロにすることはできませんが、リスクを抑えることはできます。
それが「ETF」や「投資信託」などのような一定の法則に基づいて様々な銘柄で構成されているものに投資することです。一つの銘柄が減配や無配に陥っても被害は最小限に抑えられますからね。
そこで、今回は、バンガード社の提供しているETFの分配金利回りの高いランキングベスト50を調べました。
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以下は、バンガード社が提供しているETFの分配金の利回りが高い50銘柄をランキング形式で表にしたものです。
◆バンガード社ETFの分配金利回りランキング
No | ティッカー | 銘柄名 |
配当利回り(%) |
1 | VWOB | バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF | 4.62 |
2 | VCLT | バンガード・米国長期社債ETF | 3.94 |
3 | VCIT | バンガード・米国中期社債ETF | 3.43 |
4 | BLV | バンガード・米国長期債券ETF | 3.43 |
5 | VDE | バンガード・米国エネルギー・セクターETF | 3.37 |
6 | VGK | バンガード・FTSE・ヨーロッパETF | 3.37 |
7 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF | 3.07 |
8 | VTV | バンガード・米国バリューETF | 3.04 |
9 | VEA | バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF | 2.98 |
10 | VPU | バンガード・米国公益事業セクターETF | 2.93 |
11 | VEU | バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF | 2.91 |
12 | BNDX | バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり) | 2.89 |
13 | VXUS | バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF | 2.89 |
14 | VCSH | バンガード・米国短期社債ETF | 2.87 |
15 | VMBS | バンガード・米国モーゲージ担保証券ETF | 2.85 |
16 | VSS | バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF | 2.79 |
17 | BIV | バンガード・米国中期債券ETF | 2.77 |
18 | BND | バンガード・米国トータル債券市場ETF | 2.76 |
19 | VOE | バンガード・米国ミッドキャップ・バリューETF | 2.74 |
20 | VPL | バンガード・FTSE・パシフィックETF | 2.69 |
21 | MGV | バンガード・米国メガキャップ・バリューETF | 2.67 |
22 | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF | 2.63 |
23 | VBR | バンガード・米国スモールキャップ・バリューETF | 2.54 |
24 | VDC | バンガード・米国生活必需品セクターETF | 2.53 |
25 | EDV | バンガード・超長期米国債ETF | 2.49 |
26 | VGLT | バンガード・米国長期国債ETF(VGLT) | 2.49 |
27 | VONV | バンガード・ラッセル1000バリュー株ETF | 2.31 |
28 | VGSH | バンガード・米国短期国債ETF(VGSH) | 2.29 |
29 | VV | バンガード・米国ラージキャップETF | 2.28 |
30 | BSV | バンガード・米国短期債券ETF | 2.27 |
31 | VGIT | バンガード・米国中期国債ETF(VGIT) | 2.25 |
32 | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | 2.24 |
33 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 2.2 |
34 | VOOV | バンガード・S&P500バリューETF | 2.2 |
35 | VFH | バンガード・米国金融セクターETF | 2.15 |
36 | VHT | バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF | 2.01 |
37 | VTIP | バンガード・米国短期インフレ連動債ETF | 1.96 |
38 | VAW | バンガード・米国素材セクターETF | 1.94 |
39 | VOO | バンガード・S&P500ETF | 1.92 |
40 | MGC | バンガード・米国メガキャップETF | 1.89 |
41 | VO | バンガード・米国ミッドキャップETF | 1.81 |
42 | VIG | バンガード・米国増配株式ETF | 1.75 |
43 | VB | バンガード・スモールキャップETF | 1.74 |
44 | VONE | バンガード・ラッセル1000 ETF | 1.69 |
45 | VTWV | バンガード・ラッセル2000バリュー株ETF | 1.69 |
46 | VTHR | バンガード・ラッセル3000 ETF | 1.69 |
47 | VIS | バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF | 1.66 |
48 | VXF | バンガード・米国エクステンデッド・マーケットETF | 1.61 |
49 | VIOV | バンガード・S&Pスモールキャップ600バリューETF | 1.54 |
50 | IVOV | バンガード・S&Pミッドキャップ400バリューETF | 1.53 |
今回はバンガード社が提供しているETFのみを対象にランキング化しましたが、こうして見ると「債券」の利回りが「株式」よりも高くなっていることが分かります。
「債券」は「株式」とは違った形で株価が変動するので、ポートフォリオに加えることをオススメしたいのですが、1位になっている新興国の債券は利回りは高いものの、正常が不安定でリスクが高く、投資はお勧めできません。利回りが高いことにはそれ相応の理由があるということです。
この中でおすすめできるの例えば米国長期債券ETFの「BLV(分配金利回り 3.43%)」や米国トータル債券市場ETFの「BND(分配金利回り 2.76%)」のような「米国債券」はボラティリティも低く、投資妙味が高い銘柄です。
また「株式」のオススメETFは高配当かつ優良銘柄で構成された「バンガード・米国高配当ETF(VYM)」ですね。
最近の株高にも関わらず利回りが3%を超えていますし、優良企業で構成されているので、安心して保有することができます。
ETFは様々な企業で構成されているので、一つの銘柄を購入することで様々な企業に分散することができますので、自然とリスクを軽減することができます。ETF誕生前までは一つ一つの企業を分析して投資判断を下さなければいけませんでしたが、今やそんな手間を省くことができる時代です。
セクター毎や米国市場そのもの、時価総額に基づく世界中の株に分散投資することすら簡単にできます。それだけ「株式投資」を行う環境が良くなってきていますので、その恩恵を受けることができる現代はお金が稼ぎやすくなっているといってもいいかもしれませんね。
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