こんにちわ、リョウスケです。
株式投資の魅力の一つとして「配当金」があります。
私はこの配当金が大好きなんですよ。
しかも、私は配当金のおかげで株式投資を続けていられるといっても過言ではありませんからね。
これは、以前、日本株で運用していた頃、下落局面で投資を辞めようかな、なんて思ってたくらい追い込まれていたのを配当金が私の心を癒してくれましたからね。
、上手く上昇した場合のキャピタルゲインは大きく利益が出せるのに対して、インカムゲインは利益の幅が限られていることから、キャピタルゲインを重視してしまう傾向があるのかもしれませんね。
米国株の場合、過去の経験則によると市場平均で、年間平均6%程度の利回りで運用できますが、高配当株になると4%から5%台の配当利回りの利益を得ることが出来るものもありますので、「インカムゲイン」も、しっかりと利益が出せるものだということを忘れていはいけません。
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ただ、「高配当株」への投資は配当利回りが高い代わりに、大きなキャピタルゲインが狙えず、市場平均に負けてしまう傾向があります。
以下は、S&P500指数と連動したETF(IVV)と高配当銘柄で構成されたETF「バンガード高配当ETF」のチャートを比較したものです。
◆IVVとVYMの騰落率を比較(2007年10月~現在)
上記グラフは、リーマンショック前から現在までの騰落率を表しているのですが、市場平均であるIVVが「+200.37%」、高配当銘柄の集合体であるVYMが「+106.82%」のパフォーマンスとなっており、高配当銘柄は市場平均に大きくアンダーパーフォームしていることがわかります。
ただ、上記は、あくまでチャート上のパフォーマンスですので、これだと高配当ETFである「VYM」のメリットが生かされていません。ですので、配当を再投資した場合のパフォーマンスは、IVVが「+227.48%」、VYMが「+125.8%」となっており、配当再投資をしたトータルリターンでも「VYM」は市場平均をアンダーパフォームしていることになります。
高配当ということに特化したポートフォリオだと、市場平均に劣ってしまうということは、デメリットの一つですね。
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高配当銘柄では、市場平均を超えることができないのであれば、投資するメリットがないように思えますよね。S&P500指数と連動したETFに投資する方が、メリットがあるように思えます。
たしかに、それもひとつの最適解だと思いますが、高配当株に投資するメリットもあります。
そもそも、「株式投資」をする目的は、「市場平均に勝つ」ことではありません。
多くの人は、「資産を拡大する」ということが目的のはずです。
そして、人はロボットではなく、感情を持っており、株価が上がったり下がったりすることで、狼狽したりパニックになることも多々あります。
仮に投資経験が長く、歴戦の強者であったとしても、50%値下がりしてしまうと、間違いなく動揺してしまいますし、場合によっては、狼狽売りだなんていうダサいことをしてしまうことだってあります。
それほど、「株式投資」というのは、個人の精神的な要素が強いものだということを忘れてはいけません。
ですので、株式市場で長く居続けるためには、「株価」という株式の利益を表す絶対的な数値以外にも、なんらかの「付加価値」が必要になってきます。
私は、それが「配当金」だと思っています。
しかも、「株価」が下がれば下がるほど、「配当利回り」は上昇していきますからね。
積立投資していくことで、資産の最大化が効率的に行えるもの、ということを前提にするのであれば、下落局面で「株価」を見ていると、追加投資って躊躇ってしまいがちですが、「配当利回り」で見ると、追加投資する意欲も出てきますからね。
その結果、下落局面が終わり、上昇局面に入ったとき、安く手に入れた株式の「株数」の分だけ、アクセルをふかした時と同じように爆益を生み出してくれるわけです。
「株価」だけを見て、追加投資に消極的になってしまっていれば、この利益を手に入れることはできなかったですからね。
「株式投資」の目的が、「資産の最大化」である以上、トータルリターンは非常に大事ですが、そもそも、売買を直接判断するのが、感情を持った人間である以上、精神面を補完してくれる要素が、非常に大事になってくるかと思います。
そういう意味では、高配当銘柄に投資して、配当金を貰うことは大きなメリットがあると思います。もちろん、いくら配当金をくれるといっても、無配や減配のリスクは隣り合わせにありますので、四半期ごとの決算チェックは必要不可欠ですけどね。
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