バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)は高成長セクターへの投資が可能・・・リスクはあるのか!?
こんにちわ、リョウスケです。
今回は、「バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)」を紹介します。
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このセクターは、以下の企業で構成されています。
・ヘルスケア機器およびヘルスケア用品を製造する企業。
・ヘルスケア関連サービスを提供する企業。
・医薬品およびバイオテクノロジー製品の研究・開発・製造・マーケティングを
主な業務としている企業。
まあ、簡単に言うと、「医薬品」やその関連商品の開発・販売を行っている企業のセクターです。
「ヘルスケア」セクターは、ジェレミー・シーゲル氏の著書によると、1957年~2003年のセクター別リターンがトップだったと記されています。
やはり、命や体に関わる分野であることから、その成長性は、凄まじいものがあります。
また、先進国で抱えている課題として、「少子高齢化」があります。
これは、日本だけではありません。米国以外の先進国は、程度の差はありますが、同じ課題を抱えており、今後も「医療費」は、高くなっていくことが予想されることから、「ヘルスケア」セクターも、高成長が期待できます。
しかし、「ヘルスケア」セクターには、「リスク」があります。
今後予想される各国の「医療費」の上昇は、それぞれの社会保障費を圧迫します。
そのため、前回の米国大統領選挙でも「薬価引き下げ」が争点になったように、短期的なビジネスリスクは、高いように思えます。
また、近年は、開発された「医薬品」と、同じ有効成分で製造された「ジェネリック薬品」の販売を、政府が主導しています。
日本では、まだそれほど普及しておりませんが、アメリカなどの先進国では、7割以上の普及率を誇っています。
この「ジェネリック薬品」の普及は、高い研究開発費をもとに、失敗を繰り返して、ようやく開発された「薬品」の代替え品となることから、今後の「ヘルスケアセクター」の成長に影響を及ぼすのではないかと考えています。
「バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)」は、米国のヘルスケアセクターの大型株・中型株・小型株で構成されています。
以下は、基本情報です。
名称:バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF
ティッカー:VHT
信託報酬(経費率):0.10%
決算:年4回(3・6・9・12月)
設定日:2004年1月26日
構成銘柄数:366
直近の配当利回り:1.26%(※17/05/25現在)
配当利回りは、低めですね。
ヘルスケアセクターの銘柄は、高配当というイメージがあったのですが、VHTに関して言うと、配当利回りは低いです。
なので、インカムゲイン狙いよりも、キャピタルゲイン狙いになりますね。
以下は、VHTの銘柄構成比率です。
ジョンソン・エンド・ジョンソンやファイザー、メルクなど、個人投資家にも人気の銘柄がたくさんあります。
以下はチャートです。
綺麗な右肩上がりですが、特筆すべきは、「リーマンショック」の影響がかなり少ないですね。「生活必需品」セクター同様、不況時に相当強いディフェンシブセクターと言えます。
以下は、過去のパフォーマンスです。
直近3年間保有し続けると、年間10.8%のリターンがあります。
直近5年間保有し続けると、年間17.0%のリターン。
直近10年間保有し続けると、リーマンショックの影響で、年間10.2%のリターン。
になります。
ちなみに、以下は、S&P500と連動した「IVV」の過去のパフォーマンスです。
◆パフォーマンス比較用(IVV)
VHTとIVVを比較すると
3年間保有すると、VHTが「10.8%」 IVVが「10.2%」
5年間保有すると、VHTが「17.0%」 IVVが「14.0%」
10年間保有すると、VHTが「10.2%」 IVVが「7.1%」
ずつ年間のリターンがあります。
「ヘルスケアセクター(VHT)」と「S&P500指数(IVV)」のパフォーマンスを比較すると、「ヘルスケアセクター(VHT)」の圧勝であることがわかります。
今回ご紹介させていただいた「バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)」は、「S&P500指数」に圧勝できるほどの、高パフォーマンスを実現しています。
「ヘルスケアセクター」は、体に直接影響のあるセクターであることと、先進国で「高齢化」が進んでいる、ということから、今後も成長が見込めるセクターであることは間違いありません。
ただ、研究開発に膨大な時間と費用がかかることや、役化引き下げなどの政治的なリスク、ジェネリック薬品の代替など、リスクも存在しています。
こういったリスクを許容できる方には、最適な投資先となると思います。
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